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アレッサンドラ・フェリ [アート&アーティスト]

巨匠ローラン・プティの「こうもり」は、春の公演でアレッサンドラ・フェリもベラを踊りました。ジュリエットを踊るために生まれてきたとか、ジゼル(画像)を踊るために生まれてきたなどといわれるフェリは43歳。情熱的であり、詩的であるバレエを、さらに美しく表現できるプリマ。

新国立劇場では、今月24日から「ジゼル」がはじまります。この公演ではアレッサンドラ・フェリではありませんが、今から160年前に初演されて以来、バレエのなかのバレエという「ジゼル」が楽しみです。

演技力と叙情性が豊かなアレッサンドラ・フェリは、ジゼルやジュリエットだけではなく、振り付けプティの「「恋する悪魔(Le Diable Amoureux)」で少年役を踊るなど、ひろく出演していますが、“頂点に立つ孤独”をつねに味わっているようです。周囲に同化せず、ひとときも緩まず、つねに真摯にうちこみ、感性を磨き上げつづけるフェリ。

バレエは、必ずパートナーと組みます。フェリは、「感性が共通していること」がよいパートナーの一人といいます。

バレエは出演者だけではなく、振り付け、音楽、舞台美術、衣装などと、人の奥底に潜む琴線を響かせるスタッフの力があって、観客を魅了するのです。

1760年に、 ノヴェールによってバレエ・ダクシオンについての著作が発表され、動き、音楽、装置、衣装など、すべての構成要素を一貫してテーマを表現するものとしてとらえ、バレエをひとつの芸術作品としていこうとする動きが確立していきます。

BOOK 「Aria」
2007年の公演にローラン・プティのコッペリアが公演される予定です。
フェリならうれしい。
ローラン・プティといえば、ユーゴーの「ノートルダム・ド・パリ」では、ルネ・アリオ、イヴ・サン・ローラン、モーリス・ジャールという各界一流のスタッフが揃い、ルシア・ラカッラらが上演しました。まさに、バレエ・ダクシオンではないでしょうか。

バレエの歴史は、王侯貴族の宮廷舞踊に似たもので、ルネッサンス期のイタリアで「バレエ」とよばれます。メディチ家のカタリーナがフランス王のもとに嫁ぐときに、この「バレエ」がフランス宮廷にわたりました。そして1669年にパリ・オペラ座が建設され、オペラと混在した「ポモヌ」が初演となります。1713年オペラ座バレエ学校が設立されます。1832年に初演されたマリー・タリオーニというバレリーナの「レ・シルフィード」、ジゼル、パキータ、1681年にはラ・フォンテーヌが登場し、オペラ・バレエの頃でした。こうして1870年のコッペリアは、ロマンティック・バレエとよばれるようになります。そうしてロシアに移行していき、1738年にワガノワ・バレエ・アカデミーが設立されるのです。1800年代に、演出マリウス・プティパと作曲チャイコフスキーによって眠れる森の美女、くるみ割人形、白鳥の湖の名作が生まれ、クラシック・バレエが確立されるのです。

アメリカでは1930年代からさかんになり、のちのアメリカン・バレエ・シアター、40年代にはニューヨーク・シティ・バレエの設立され、英国も同じ頃、マーゴット・フォンテインが英国バレエを育て、1956年にロイヤルバレエが確立されていくのでした。


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mama-witch

私はいつも、あなたの記事を見ています。続けてくださいね。いつも、本当に楽しみにしているのですから。忙しくてなかなかコメントできませんが、私はあなたの書く記事のファンです。頑張ってください。今日もあと5分で出かけなければならないのが残念です。今夜また、立ち寄らせていただきます。
by mama-witch (2006-06-19 18:19) 

fu-

mama-witchさん、ようこそいらっしいました。励ましのお言葉ありがとうございます。私もさきほど拝見させていただき、「書くこと」のプロフェッショナルな方とお見受けし、たいへん恐縮しております。

これからは、mama-witchさんのblogから、いろいろ発見させていただきたいと思います。週1から10日に1度のログインで、エントリーは少ないですが、ご訪問を楽しみにしております。
by fu- (2006-06-20 00:25) 

mama-witch

 コメント、ありがとう。
 お忙しいでしょうから、以下に、私からのコメント内容をコピーさせていただきます。生活の合間を縫って学び、学んだ内容や、学ぶことで新しく得た喜びのあれこれを、読む人たちに向かって真摯に、少しの妥協もなく書く。それが書くことの基本であり、書く人のとるべき姿勢です。あなたの記事はコップの中にたまっていく甘露な清水です。その清水は、あなた自身の心と体を潤しながら、いつかきっとコップのふちからあふれ出し、世界に向かって流れ出していくと思います。その日は、来ます。必ず。
 自分を信じる、というのは、「自分がしていることを信じる」ということです。何もしていない人は、信じるものが何もない、はず。あなたのこの記事は、あなたという一人の人間の、証明です。私はあなたを信じます。どうかあきらめないで。

(以下は、あなたからいただいたコメントへの私の返事です)
★ありがとう、fu-さん。
 あなたの書かれる記事にはRSSを張り、とても楽しみに読ませていただいています。素晴らしい内容です。どんなに文章が書けても、中身がなければ意味がない。あなたには、追う夢があり、目指す世界があるような気がします。あなたのその夢は、いつかきっとかなう。必ずスタートを切る日が来ます。どうかあきらめずに、あなたが目指すその道を歩いてください。
 私も25歳で子どもを持ち、28歳で一人になり、二人の子の子育てをしながらずっと、ひたすらあきらめずに、自分の道をコツコツ歩いた時代があります。誰からも振り返られず、誰にもわかってもらえない、自分の道を。
 時は必ず来ます。あなた自身があきらめさえしなければ。
 自分を信じて、いつか来るスタートの日のためのトレーニングを欠かさないでください。私はあなたの記事を、ほんとうに楽しんで読ませていただいています。これからもずっと、私はあなたのファンです。
by mama-witch (2006-06-20 08:39)

 
by mama-witch (2006-06-20 08:56) 

pin

アレッサンドラ・フェリ。
情緒があって、好きです。
by pin (2006-06-20 09:28) 

fu-です!

今日は、ログアウト状態です。コメント、niceありがとうございます。また、ご配慮もいただきありがとうございます。今週末に、じっくりお返事と訪問をさせていただきます。
by fu-です! (2006-06-26 17:05) 

fu-

mama-witch さん。ご配慮ありがとうございます。温かな人柄が伝わってきます。さまざまな経験を積み重ねてこられた「生き様」が、mama-witch さんのblogや文章から読み取ることができますが、頂戴したコメントから、さらにその深みを感じました。mama-witch さんの詩 「はつこひ」から、文章だけではなく、文字や言葉への想いも受け取った私です。
by fu- (2006-07-03 12:23) 

fu-

pinさん、写真アップしたんですね。同じ猫になりましたね。
フェリの美しさって「情緒」なんですね。
その「情緒」は、フェリの「生き様」が織り込まれているのでしょうか。
なんとも「情緒」が美しい女性です。
by fu- (2006-07-03 12:26) 

fu-

gonさん、niceありがとうございます。写真とオペラのblogなんですね。6月に行かれたというドン・ジョヴァンニ~。いいですね。この「ドン・ジョヴァンニ」は、名画にも描かれていますね。次の更新を楽しみにしています。
by fu- (2006-07-03 12:30) 

mama-witch

お久しぶりです。コメントありがとう。
じつは私の弟子の『こまじょ』が退職し、そのあと「書く」仕事をしたいというので、25年前に出会ってしばらく仕事を教えた、当時こまじょと同い年くらいだったT・Aという女の子(今はもう女の子じゃなく、御年45歳。12才と3才の子どもを抱えての女社長です。)が、起業して会社を経営しているので紹介したところ、いきなりIT企業取材のインタビュアーの仕事を貰って。
なにしろこまじょはただの一度のライター経験も無いので、つきっきりで手取り足取り。で、やっとその仕事が終わって、彼女より私の方が一段落と思ったら・・・こまじょはまたまた次の仕事、というより、新しい生き方を始めることになりそうで。
今度のプロモーションは、これまでとは比較にならない、ハードな状態になること間違いない、と思うので、戦の前のひとときを、fu-さんのきれいなブログflowerに止まってひと休み、しにきました(ちょっとファナティックな説明て゛ごめんなさい。でもスタートする時はブログに詳しく載せるつもりですので、もう少し待っていてください。何を始めるか、お楽しみに。笑)。
それから、これはちょっと余談ですが。私がコラボレートしている、ドン亀さんという人のブログで知り合った「 うらユキルダム王国」というブログを立てている yukirdamさんという留学生(オランダにピアノ留学中の女の子)の方が、無事に留学生活を終え、帰国するらしいのですが。その方のブログをちょっと覗かれてみてはどうかと思いますので、彼女のURL を下に書いておきます。
  http://blog.so-net.ne.jp/yukirdam/
卒業試験前後の事を書いた6/17のブログ「音楽話・私とピアノ」はぜひご覧になっては?(私が彼女の存在を知ったのは6/ 12 。それから時々覗かせていただき、ときどきコメントさせていただいてます。いつものように長コメントを(笑)。あなたの応援はきっと、彼女のこれからの力になると思うのです。)
そうそう、ついでに、ウチの、負傷の弟子、こまじょのURLも(笑)。
   http://blog.so-net.ne.jp/little-winds/
私と彼女との出会いや、その後の付き合いのあれこれが「退職カウントダウン日記」の1~13あたりまでに、かなり詳しく載ってます。後半は息切れしてますけど・・・(笑)。
またまた、とんでもなく長いメールになってしまいました。ごめんなさい。
あなたのこのブログは、スタート地点からプリントアウトさせていただき、何度も読み返させていただいてます。次のブログが楽しみです。
ではまたお邪魔しますね。今日はこれで失礼。


  
  
by mama-witch (2006-07-03 13:53) 

fu-

IT企業取材のインタビュアーの仕事とは、ご活躍する大きなステージですね。戦の前に来ていただいて、うれしい限りです。蝶のようにひらひらと訪問していただいてありがとうございます。

なによりも、 mama-witchさんのワークキャリアの広がりは、私も目指すところですが、いまの仕事にひろがりをどのように関連させていこうかと模索中ですので、ハードであっても「プロモーション」への成功に挑む気持ちが手にとるように伝わって、なんだか「意欲」をおすそ分けしていただいたようです。

ところで、うらユキルダム王国のyukirdamさんのところへ行ってまいりました。『どんなに努力を重ねてきても、どんなに練習でうまく弾けていたとしても、本番がすべて』、『知る事の出来ないような苦労や問題』など、あらためて自分自身に確認しなければならないお話があり、勇気をいただいて参りましたよ。

こまじょさんは、mama-witchさんの支えと、ご自身の健気さが伝わって、人間の素直さというものを持っている方だとお見受けしました。「素直」という思いは、相手の出方や心の裏表を考えず、真っ白な気持ちで受容することですよね。こまじょ さん のワークライフの変貌が楽しみですが、人間は何度も変貌していくもの。いつかやってくる次の変貌期も息切れしないようにと願っています。

私にとって、so-netは、まだ小さく狭い世界ですが、mama-witchさんの周囲から、大きな世界を覗いています。
by fu- (2006-07-03 15:58) 

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